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ホラー日記だお

素敵な映画たち

なんだかイカ臭いじいちゃんスリラー『ドント・ブリーズ』(2016)

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 妹を不遇な生活環境から連れ出すため逃走資金が必要だったロッキーは友人のレックと恋人のマニーの三人で大金を隠し持っていると噂されている郊外に住む盲目の老人の家に強盗に入ることを決意する。簡単に事が済むはずだったが実はその盲目の老人は超人的な聴覚を持つ異常な人間だった。明かりが消え、視覚を奪われたロッキーらと聴覚を頼りに徐々にロッキーらを追い詰める盲目老人との凄まじい逃走劇が始まる。

 

 

 

 

 まず率直に言わせてもらうと、めちゃめちゃ気持ち悪い。ネタバレは避けたいので詳しいことは言えないがとりあえずイカ臭い。とろ~りと垂れるところをマジマジと見せんじゃねぇぞ。本当に気持ち悪くてすごい嬉しかった。『悪魔のいけにえ』を爆音で見て以来の衝撃といいますか、不思議な、今まで味わったことのない感覚。あぁ、観てはいけないものを観てしまったなっていう後悔とはまた違う感覚です。

 今作上映時間は約90分ですが体感時間は9時間でした。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズイッキ見と同じぐらい疲れました。というのも開始1分から、いや、ゴースト・ハウス・ピクチャーズのあのドアがいきなり閉まるところからグッと物語に入り込めました。そして一切ダレることなくエンドロールまで直行し、危うく窒息死寸前。

 ワンシーンワンカットから得られる情報量が膨大で、それを拾いながら数少ないセリフや行動と繋げていきその人物の背景を頭の中で補完していくという作業にグッタリしつつもこれこそが映画でしか味わえない楽しさだなと感じました。劇中登場人物のことを深掘りするような台詞が本当に一切出てこないのですが、物語の進行と同時にその人物がとる行動などで登場人物の必要最低限の情報は知らぬ間に入ってきます。私は今作が公開されてから3回観ました。が、毎回毎回新しい発見があり観れば観るほど盲目のじいちゃんの狂気、異質の存在感が深まり、それこそがこの映画の魅力の一つだと思われます。

 

 

 

 軒並みのことしか言えてないのが自分の浅薄さを露呈してて悲しいですがとりあえずまだ観てない人は急いで観たほうがいいです。1度目は映画的体験を楽しみ、2回目3回目は背景や数少ない台詞の意味などにも注目して観たらまた違った楽しみ方ができると思われます。

 いや~怖かっっッッッッッた!